福井市少年愛護センターの阪井先生に来ていただき、情報モラル講習会を行いました。
4月は「情報機器を個人で利用する際のモラル」、今回は「情報機器を他者との関わりの中で利用する際のモラル」についてお話いただきました。
中学生によるネットでのトラブルやいじめは年々増え続けています。
まずは、SNSのグループから仲間外れにする動画を見て、なぜこのようなことが起こるのかについて考えてみました。
「周りに流されてしまうからだな」
「でも、僕もみんなに誘われたら流されてしまうかも」
「怖いな」
という声が聞こえてきます。
ネットでのいじめは、限られた空間で、相手の顔が見えないためエスカレートしやすいものです。
また、たとえ悪口を書きこまなかったとしても、そのグループに所属しているだけで、同意したことになります。
阪井先生が、新聞記事や統計記録など、さまざまな資料を示しながら教えてくださいました。
後半は、友達にメッセージを送る時間帯、SNSのグループを作る際の人数、SNSを通しての関わり方などについて、どこまでが⭕️か、どこからが❌なのかを自己判断したり、そう考える理由を仲間と話し合ったりしました。
⭕️❌の基準は、人によって様々でした。
自分にとっての⭕️は、画面の向こう側の相手にとっては必ずしも⭕️ではないということです。
最後に阪井先生はみんなに語りかけました。
ネットトラブルを起こしてしまった人がいるなら、
次も同じことをするなら、もう使ってはいけない。
SNSは、相手の心に傷を負わせる危ないものでもあるからです。
でも、本当はみんなに使うななんて言いたくないのです。
便利に使って欲しい。
成長してほしい。
みんなのことを信じています。